[お知らせ]2024年共通テスト 物理の分析結果をご報告します。

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本日はSTUDY STUDIOのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

2024年共通テスト物理を解き終えましたので当校の分析をご報告させていただきます。

当校では塾長・塾長代理を含む講師が制限時間を設けて問題を解き、実際に感じた問題の難易度について分析しております。

それは出題内容を把握しても問題のレベルは解らず、リアルに感じからこそ得点出来る知恵を提供できると考えるからです。

その点をご了承の上、ご参考いただけると幸いです。

 

物理は例年、易化傾向にあります。

今年もレベルの高い問題が見当たらず、知識問題が多く出題されています。

計算をしなくてもよい知識問題は全22問中8問、その数は40%程度に至ります。

計算問題として重要なのは第2問のみで、他は知識問題である為しっかりと吟味したうえで答えを決定するのが良いでしょう。

物理で高得点を狙う為に必要なのは次の2点です。

①安直な判断をしない事。

②問題文から物理現象を理解し、定義を活用する事。

 

大問毎に問題を詳しく分析したいと思います。

第1問は全5問で計算問題は問1のみ、準計算問題は問2・5、知識問題が問3・4です。

問1はモーメントの問題です。然程時間はかかりませんのできちんと計算してほしい所です。

問2・5は計算せずとも数字を求める事が出来ますので、問題の意味を理解する必要があります。

問3・4は知識問題なので焦らず答えを決定する様にします。

第2問は力学の総合問題です。

総合的な知識とエネルギーの相関的関係を問う問題であるから、力学的エネルギーの保存や運動量保存を

適宜利用する必要があります。

問題文にヒントが散りばめられていますので、きちんと問題文を読んで現象を理解した上で問題を解きます。

第3問は音波の問題です。

全てと言っても良いほど知識問題です。

敢えて言うなら、問5のみ表から固有振動数と比例関係にあるものを選ぶ問題ではありますが、簡単な計算なので

物理の面倒な計算ほど手こずらないでしょう。

第4問は電磁気の問題です。

これもほぼ知識問題です。

厄介なのは問4。これで⑤を選んでしまった受験生はおそらくこの大問の全体像を捉えられていません。

物理では最初から最後まで全てが繋がっているので抜本的に取り組むことはよくありません。

そのような事を示唆するような問題で、実力差が表われてしまったのではないでしょうか。

 

当校の予想平均点は60点~65点程度です。

2次試験はこんなに簡単ではありませんので、気持ちを引き締めて早い段階で物理の対策をしてほしいと思います。