[塾長ブログ]日本の教育の現実を知って。

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本日はSTUDY STUDIOのホームページをご覧いただき誠に有難うございます。

代表の服部 智仁と申します。

 

本日、2023年10月22日、毎朝恒例のyahooニュースを閲覧しようとするとトップに「低所得世帯に対する教育支援」の記事を拝見しました。

その記事の詳細は下記のリンクを閲覧ください。

 

リンク先URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/ce4f290fff096a5cb6726f1c09de4461d190c433

 

この記事に1通り目を通して私が感じた事をこの場を借りてお話しさせていただきたく思います。

まず感じた事は、日本という国は国全体として「学力低下」に危機感を感じているという事です。

「高校生が合格率の高い大学を受験する」ことが「低所得の連鎖」を生むという点が、受験は人生を決定する1つのきっかけになる事を今回改めて感じました。

「学校の成績が良ければいい」や「部活動の推薦で進学する」というケースをよくお聞きします。

筆記試験はなく、面接と学校での活動内容で合否が決定する、合格が比較的安易な入試がメジャーになってきています。

これによって、模擬試験の評価や共通テスト・一般入試などの筆記試験を受験する機会はなくなってきています。

 

これがもし、プロのスポーツ選手や芸術家になるのであれば、才能を育てるのに学業に時間をかける事はあまり必要ないでしょう。

それでも、長けた選手や芸術家は皆、学力が高い様に思いますが…。

私も同じ意見ですが、こども家庭庁の大臣は「合格率の高い大学への進学は子供の将来の選択を狭める可能性がある」という見識です。

これは、当たり障りのない表現をされているようですが、厳しい言葉を申しますと「大学進学までにどのような学びをしたかで将来が決まる」と言っているように感じます。

補助金額は5万円としておりますが、国は「高等学校までの教育費用の無償化」や「給食費の補助」など、様々な支援を行っております。

進学に関する支援は初の試みであると認識しておりますが、これはある意味「きちんとした受験を考え、将来を見据える」という準備の為の支援ではないでしょうか。

 

国から「模擬試験の受験費用を補助する」という見解が、私達のような学習支援事業が日本にとって1つの商業でという認識であることが確認できました。

総合的に考えて、私が思うに「高校生はきちんとした教育を受けて、将来をしっかり考えた3年間を過ごすべきである」と言っているように感じます。

推薦入試ではなく筆記試験を受験する事で選択肢を増やす。

ですが、成績が悪い状態で受験しても、教育の充実した大学へ進学は出来ませんし、それは推薦入試に逃げても同じことです。

推薦入試を厳しくしていくと同時に、筆記試験の受験推奨をして教育の質を上げていく。

だからこそ、学習塾を通じた学力の底上げが必要だと言われているように感じます。

ですが、その学習塾は「ただお金が欲しいだけの商業」に変化してしまっています。

 

最近の塾業界は価格競争の最中にあります。

入塾するハードルを低くする事で生徒数を確保しようとする動きです。

ですが、それは同時に「講師の質の低下」や「安定性の欠落」また「指導充実の低下」を意味します。

講師の質が高ければそれに対する対価も高くなるので、料金も比較的高くなってしまいます。

塾講師の業務は学校の教師と同じくらい激務です。

学校は生徒の学校生活を充実させるためにテスト・行事・進路・部活などの準備に追われてしまいます。

塾講師は受験指導を主として、予習・テキスト・模試・面談・個別サポートなど学業に関する事で業務に追われてしまいます。

なのに、塾の指導単価が低いと給与が低水準となってしまい、残業なども家でする事が多いので残業代が付かない。

ですので、離職率が高いという現実があります。

「ただ映像授業を見て、講義の問題と同じ問題をテストで解く」や「解らない所を質問したら教えるだけ」などをする大手予備校・個別指導塾。

「問題集の添削をするだけ」や「暗記の方法を教える」という行為が将来の可能性を増やすのでしょうか?

これらは私からすれば「指導充実度の低い教育」だと思わざるを得ません。

実は、上記の3つの内容に該当する指導を行う学習塾は全て料金が低く、それに対する対価としては妥当だと私は思います。

 

国は「きちんとした教育を子供達に提供する」という目的で教育支援を実現しようとしています。

これは言い換えれば、「きちんとした受験対策を行う学習塾で学業の充実を図りなさい」と言っているように聞こえます。

学校だけでは受験対策は十二分に出来ません。

学習時間の確保や充実度、また基礎学力の構築や思考力の習熟などなど。

これらの殆どが揃ってこそ、将来の可能性は大きく膨らみます。

指導料金がそれらの対価であるならば、低い単価では十分に受ける事は出来ないという理解が必要です。

当校は他の学習塾様と比べれば高いでしょう。

ですが、それ以上の対価を生徒・ご家庭に提供していると自負しております。

また、卒塾した後も生徒達の可能性を拡げる活動も行い、将来を考えた支援を行っております。

 

私は国が求める教育を提供しているという自負があります。

疑うのであれば、1度私の話を聞き、体験授業を受けてほしいと願います。

たとえ入塾に至らなくても、たった1度の経験で考え方が変わる事もあります。

それはまさに「将来の可能性が拡がった」瞬間ではないでしょうか?

「可能性を生まない」より「可能性が生まれる」事に投資をして欲しいなと思います。