[塾長ブログ]2023年度指導を振り返って。

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皆様、御世話になっております。

STUDY STUDIO代表の服部です。

 

毎年の事ですが、合格発表日が一番緊張してしまいます(笑)。

合格の為に対策を入念にしてきたつもりですが、受験するのは生徒達です。

私が心配しても結果は変わらないかもしませんが、生徒の不安を半分背負って1年間勉強と向き合っています。

だからこそ、試験当日も合格発表も生徒と同じくらい緊張してしまいます。

 

思い返せば去年の3月。

いつも通り新規入塾生が集まるのだろうと思いながら着々と新年度の準備をしていました。

しかし、3月末になっても入塾生は0名。

残ったのは当校でずっと一緒に学んでいる生徒2名だけでした。

高3生はもちろんの事、高卒生、高1・2生、中学生、どの学年も集まりませんでした。

全コース合わせて2名です。泣けてきますよね。

 

当校だけがこのような事態に陥っている訳ではありませんでした。

どの学習塾・予備校も生徒不足という窮地に陥っており、校舎閉校や講師待機という対応せざるを得なくなって

しまった年であります。

 

2023年度は世の中も激しい変化の渦中で、当校も社会の時流に合わせて指導を見直す年となりました。

 

さて、2023年度の指導の成果は、無事合格を勝ち取る事が出来ました!

よくご質問いただく事がございます。「合格した生徒達は皆、最初から賢かったのでしょ??」と。

確かに、結果だけを見れば東大・京大に多数合格しているのだから有名進学校の上位の生徒達が通っているのだと

思われても仕方がありません。正直に申しますと、それも事実の1つです。

ですが、それが全てではありません。

 

実は、私が知る限りでは欠点を持った状態で入塾する生徒ばかりです。

「得意」と言ってもただ暗記が得意なだけで学問的思考力や知識の活用方法を知らなかったり。

暗記で終わってしまって、気が付くと「忘れてしまう」という不安と隣り合わせになっている生徒が多くいます。

 

「意志のない」という点も昨今では欠点の1つになるのではないでしょうか。

未来へのビジョンを明確に持っておらず、「やりたい事がないから大学へ進学する」というひと昔前ならまかり

通った理由が昨今では「やる気がない」という評価になってしまっています。

「個性を尊重する」時代に近づいている一方、「やる気が欠落している」時代に近づいているのです。

 

当校の生徒はそんな「今どきの若者」の一人の状態で入塾します。

「○○大学に合格したい」とは言いつつも、その理由は「都会に住みたい」や「友達と同じ志望校だから」という

自分とは関係のない理由ばかりです。

そんな彼らが「○○がしたい」という理由で大学を選ぶようになります。

大学側からすればやる気がある生徒が集まり大変感謝をいただいております。

私が定期的に国公立大学を訪問した際に当校の生徒の活躍の声をいただき大変嬉しく思います。

私達はそんな「普通の高校生」が「将来期待される高校生」に変化を遂げるお手伝いができ大変光栄に思います。

 

そんな私達も新しい年度を迎えようとしています。

そして、2024年7月22日で当校は10周年を迎える記念すべき年です。

私達はこれからも、未来ある学生達の将来が輝くように全力でお手伝いをさせていただきます。

 

皆様、今後ともSTUDY STUDIOをよろしくお願い申し上げます。